人工授精の確率は？人工授精の基礎から費用などまとめ

タイミング法、排卵誘発剤などで上手く妊娠が出来なかった場合からのステップアップは、

いよいよ

人工授精です。

このタイミング法から人口受精へとステップアップする時に、
「自然に子供が出来ると思っていた人」こそ違和感を感じてしまうかも知れませんが
人工授精は、かなりナチュラルな方法、医療の力を借りますが、治療というより手助け的なものです。

ほぼ自然妊娠となんら変わりはありませんので、人工授精へステップアップされて不安に思われる方
どうぞ、安心してくださいね。

人工授精ってどんな事？

人工授精とは、医療用カテーテルを使い、精子を子宮まで注入する方法です。
精子が卵管へ侵入しやすくなり、その後の受精、着床は自然妊娠時とまったく変わりがありません。
人工授精での妊娠率をより上げるため、排卵誘発剤などを併用する場合も多いです。

どうやるの？人工授精の手順

人工授精はエコーで卵胞の大きさを確かめながら、排卵日を予測します。
大体、生理開始10日～12日後に卵胞チェックを行います。
卵胞チェックで卵子の大きさを見ながら、「大体この日に排卵するかな？」という予測日に
人工授精の日にちが決まります。

その日、
排卵はしていなくても排卵させる注射を打つ事で調整出来ます。
精子は人工授精当日の朝、自宅で旦那さんにケースに入れて貰い、病院へ持ち込みます。
その後、元気の良い精子だけを取り出す洗浄作業が行われ、精子の状態もチェックします。
精子の準備ができたら、いよいよ人工授精です。
注射器のようなカテーテルで子宮内に注入します。
子宮に入った精子は、自然妊娠の時と同じで、卵子を捜し受精します。

人工授精のメリット

以下のような症状をお持ちの方に、人工授精は最適です。

・セックスレス
・精子の状態が悪い、少ない、運動率の問題など
・頸管粘液に問題がある
・原因不明の不妊の場合

人工授精で妊娠するのは、少し精子が薄い・運動率が悪い場合には有効です。
最近は精子を遠心分離など使って元気のいい物だけを抽出して入れる事も出来ます。
その他、ED等にはかなり有効な手段となります。

いくらかかる？人工授精の費用

人工授精の費用は病院によってまちまちですが大体10000円前後です。
排卵誘発剤を出される人でもプラス3000円位なのではないでしょうか？

人工授精での妊娠確立

何も問題が無く、EDだけの問題である場合には殆どの人がここで妊娠します。
ですが、どちらかに問題があるかもしくは原因が解らない場合などの妊娠率は以外にも低いのです。
その確立は10～15％位しかありません。
アラフォー世代はこの数値を見ると焦ってしまいますよね。

おわりに

人工授精は、体外受精と違い、毎月挑戦できます。
費用もリーズナブルですし、チャレンジもしやすい。

成功確率は１０－１５％といえど、大体6回行えば８０％の方が妊娠するという話を聞きます。
あと1回、次の1回で妊娠するかもしれないと思ってしまうので、人工授精から体外受精へのステップアップを
なかなか踏み切れない方も多いです。
年齢が、30代後半であれば、
個人的には３回人工授精してダメならすぐに体外受精・顕微授精へと進む方が
時間のロス・お金のロスを防げるのではないかと思っています。

ただし、人工授精も体外受精も、妊娠するかしないかは、医学の力を借りようとも、
身体の様々な機能が整っている事が前提だと思います。
日々の生活や食生活、冷え性など、不妊の原因につながるものは
改善し、ベストな状態で挑む事をおすすめします。

特に体外受精は、身体的にも金銭的にも、1年に何度も出来るものではありませんから、
まずは自分の身体、子宮の声に耳を傾け、しっかりと改善していきましょう。

人工授精をするからと言って、当日もその前の日も仲良しをしないと言う人がいますが
前日・当日・次の日も仲良しする方が妊娠の確立は上がります。

精子は2.3日は子宮の中で生きていますから、出来るだけフレッシュで数が多いほうがいいですからね☆
確率をあげる意味でも、人工授精前後1回はタイミングを取ってみてはいかがでしょうか？